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陰気なサーカス

えとぶんしょうをかくそんざい

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秘封新作について考察してみたり

四年ぶりに秘封倶楽部の新作が出るそうですよ。



タイトルは「燕石博物誌 ~ Dr.Latency's Freak Report.」だそうです。

折角なので、タイトルについて考察してみましょう。
まず、燕石(えんせき)について。
《燕山から出る、玉に似るが玉でない石の意》まがいもの。また、価値のないものを珍重し、誇ること。小才の者が慢心するたとえ。

(デジタル大辞泉からの引用)

博物誌というのが具体的な書籍名を指すのか、博物学的見地から語られた書籍全般を指すのかは定かではありませんが、後者であると解釈します。
博物学とは、自然界に存在するものを収集・分類する試み全般を指しています。簡単に云ってしまえば、博物誌というのは自然界の歴史のようなものでしょうか。

この二つをまとめれば、偽りの自然界の歴史という意味になりますね。

続いて、サブタイトルに目を向けてみましょう。
レイテンシ (latency) とは、デバイスに対してデータ転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの遅延時間のこと。

(wikiより引用)

なお、Dr.Latencyなる人物は実在しないようです。
レイテンシはデジタル環境で作曲をする時に大きな問題になるらしく、神主的には不倶戴天の敵なのではないでしょうか。それを名前として付けるという事は…?(神主の事だし、深くは考えてないのかも)
freakは奇人、酔狂なと云った意味。reportは報告書。
以上三つをまとめれば、Dr.レイテンシの酔狂な報告書という意味になります。

なるほど、全く意味が分からない。
伊弉諾でメリーさんは境界を見る能力が高まり、日本の原風景を見るに至ったはずですが、それは偽りであったという事でしょうか。
あるいは東方香霖堂のように、観測した結果に対して誤った解釈をするという事でしょうか。
後者のような気がします。いくらメリーさんの力で日本の歴史を正確に観測したとしても、その観測結果を正しく解釈しなければ、それは誤りになりますから。


ジャケットを見ると非常に色鮮やかで明るい印象を受けるのですが、前作の伊弉諾物質のbad end秘封感とタイトルの不穏さが不安を掻き立てます。
ドキドキするわ、恋かしら。

発売までまだ1ヶ月ほど有るわけですが、今から期待せずには居られません。




ところで博物誌というと、railsoftというブランドから出ている紅殻町博物誌というエロゲーが有ります。
エロゲーですから文学作品という訳では無いのですが、その辺の小説よりもずっと濃厚で味わい深いテキストの楽しめる傑作です。物語が好きな方には強くオススメしたい。

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