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Distorted Torus Fantasyのあとがき

本記事は筆者がC93で頒布した小説、「Distorted Torus Fantasy」のあとがきになります。多少のネタバレを含む予定なので、読後にお読みいただけると良いかと思います。


初めに。
僕は本作品に全くもって満足できていません。正直なところ、作品として値段をつけて販売したことが後悔されるレベルの低クオリティかと思っています。従って、「クソつまんねえな」って思ったそこの貴方、本当に申し訳ございませんでした。再発防止に努めます。
弁明しておくと、本作品は京都秘封終了から冬コミの間の3か月で構想、推敲、執筆まで行った突貫工事みたいなものです。アイデアがnullの状態から作品を構築しているので、本当に3か月で製作した作品になります。所謂手抜き工事。粗悪な中国産。
冬コミに申し込んでしまった以上は作品を作らなくてはいけないという義務感と強迫観念に背中を押され、結果として自らを暗い穴の中に投じてしまいました。体調はズタズタ、クオリティもボロボロ、何も良いことは有りません。得られたものは身を削れば3か月で300Pの作品が作れるんだという事実と、3か月では内容を煮詰めきれないのだという実感でした。


以上、長々と書いたのは言い訳です。
内容に触れていきましょう。

本作品はクトゥルフ神話とは名ばかりの、結局秘封倶楽部の物語。僕が書きたいのは秘封倶楽部のお話で、有り体に言ってしまえば蓮メリちゅっちゅのが書きたいんですね。二人の心理描写がメインになります。
本作では次のような感じ二人を書きました。(プロットノートをそのまま写します)

・宇佐見蓮子……リアリスト。外から見ると機械的で冷酷な異常者。自分の中の理に照らして合理的でないものを感情と云うフィルタを通すことなく排除できる強者とも。
・マエリベリー・ハーン……人並みの人間味を持った健常者。排他的で自己肯定感が非常に弱く、高すぎる感受性や洞察力から疑心暗鬼に囚われる事もある。

蓮子の心情を描写するのが本当にしんどかった。蓮子が嫌いになりそうなくらい難航しました。対して、メリーさんの心情描写してる時が一番楽しいです。今回はメンヘラヘラな成分薄目で乙女成分多めの普通の女の子を意識しました。如何でしょうか。

テーマとして「仮面」と云うのを持ってきたので、割とこれに関連した描写が多めです。
人はみんな”仮面”を被っていて、その裏にある本心が見えない。他人の本心が分からない、理解できないって云うのは人間関係に悩んだことのある人なら一度は考えるんじゃないでしょうかね。普段はそんな事は気にせず、というか気にしていてもしょうがないので自分達も適当な”仮面”を被って生きているでしょう。
でも、一度気になり始めると中々疑心暗鬼から抜け出せない。
もしかしてあの人は自分の事が嫌いなんじゃないか、とかね。思春期の男子中学生的に云うと、あいつ俺の事好きなんじゃね?みたいな、そんな感覚。その感覚は「こうあって欲しい」や「こうあったら嫌だ」の裏返しであったりします。防衛機制で云うと事の「投影」「躁的防衛」。
他人の気持ちは他人の気持ちとしてそこにあるけれど、それをどの様に受け取るかは観測者たる一人称次第だよって事が主張です。濁った感情のフィルタ越しには他人の気持ちを正しくとらえることは難しい。本当に大切なら、曇りない瞳で有るがままのその人をしっかり観測しましょうね、みたいなことが云いたかった。
作中で伝えきれなかった部分かと思うので、此処でべらべら話しときます。

クトゥルフ神話要素はおまけです。
特段語ることも有りません。巻末シナリオは面白いから、暇だったらやってみてください。本当は巻末シナリオをそのまま秘封の二人にプレイさせるのをやろうと思ったのですが、それだと面白みがなく、また僕の主張したいことを上手く盛り込めなかったので、エッセンスを抽出して使用しました。H君、本当に有難う。冬コミ終わった瞬間「ありがとう、売れたよ!」ってLINE飛ばしたよね。

もう一つ、謝罪する事項が有ったのを思い出したので記しときます。
今回第三による文章校正が余り入っていないので、誤字脱字が発生しているかと思います。また、難読漢字や難解な表現も何の断りもなく出てきているかもしれません。その辺はGoogle先生と仲良くしてもらえると良いと思います。

そんなところでしょうか。
冒頭で本作品への不満を書いたわけですが、それでもこれは僕の現在の能力を正確に反映した作品なんですよ。クオリティに不満が有るって云うのは悪くない事だと思います。不満が有る以上は、作品をより良くしようと思えるって事ですから。今後も、この残尿感というか、やりきれな感覚をバネにして、より面白い作品が作れるよう努力を重ねたいですね。


はい、長々とお付き合いいただきありがとうございました。また次回、どこかのイベントでお会いしましょう。
その時は、もっと魅力的な作品を携えている事をお約束します。
重ねて、本作品に触れて頂き、有難う御座いました。



陰気なサーカス 綾辻賽

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