FC2ブログ
admin⇒

陰気なサーカス

≫2016年04月

 | ~home~ | 

今の同人業界を批判する

人気の作家がこぞって流行りの作品を題材に同人誌を描くというのが、今の同人業界のスタンダードになっています。
その作家に、「何故同人誌を描く?」と問えば、恐らく答えは「売れるから」という旨のものでしょう。
ユーザーが、あの作家の絵で、あの流行りの作品が見たいと思うのはごく自然な心理であるし、そのニーズに応えている作家は褒められこそすれ、責められる謂われは有りません。需要が有るから供給する。極めて自然な流れです。
だから、作家が同人誌を売れるから描く…。

有り体に言って気に食わないのは、同人誌を売れるから描くという所です。
私は本来の同人活動とは、そういう動機で始めるものでは無いと考えています。

同人活動の原点には、ある作品に強く感銘を受けて、自分もその作品のキャラクター、世界観で物語を描いてみたいという憧れのようなものであったハズです。作品へのリスペクトがあって然るべきです。
故に、作家に「何故同人誌を描く?」と問うたときに、少なくとも「その作品が好きだから」と答えて欲しいと私は思います。

流行に合わせてコロコロと題材とする作品を変える作家に、作品へのリスペクトが有るのでしょうか。自分が儲かる為だけの踏み台としてしか考えていないのでは無いでしょうか。
そも、同人誌を筆頭にした同人作品というのは著作権を無視したグレーゾーンな訳です。作品の売り上げに繋がるからという一面も有るでしょうが、同時にその作品のファンの気持ちを、その作品の作者が尊重しているという面も有るように感じます。
だからこそ、作品へのリスペクトの無い同人作品程、その作品を侮辱しているものは無いでしょう。その作品を作るのに携わった全ての人に失礼です。

作者にとって、自分の作った作品とは大切に育てた子供のようなものでしょう。その子供が愛されているからこそ、我々の同人活動に目を瞑ってくれているのですから、作品へのリスペクトを伴わない同人活動は控えるべきだとは思いませんか?
金儲けのダシにするなど、言語道断です。

私は、同人活動をする以上は、まず始めに作品へのリスペクトが有って欲しいと切に願います。その結果として、その同人活動が多くの人に認められ、支持され、儲かるというのは良いと思います。

同人活動をする全ての人に「何故同人活動をする?」と問うたときに、みんなが胸を張って「この作品が大好きだから」と答えてくれるような日は、恐らく来ないでしょうね。それでも、そうあって欲しいと願わずにはいられません。
スポンサーサイト

秘封新作について考察してみたり

四年ぶりに秘封倶楽部の新作が出るそうですよ。



タイトルは「燕石博物誌 ~ Dr.Latency's Freak Report.」だそうです。

折角なので、タイトルについて考察してみましょう。
まず、燕石(えんせき)について。
《燕山から出る、玉に似るが玉でない石の意》まがいもの。また、価値のないものを珍重し、誇ること。小才の者が慢心するたとえ。

(デジタル大辞泉からの引用)

博物誌というのが具体的な書籍名を指すのか、博物学的見地から語られた書籍全般を指すのかは定かではありませんが、後者であると解釈します。
博物学とは、自然界に存在するものを収集・分類する試み全般を指しています。簡単に云ってしまえば、博物誌というのは自然界の歴史のようなものでしょうか。

この二つをまとめれば、偽りの自然界の歴史という意味になりますね。

続いて、サブタイトルに目を向けてみましょう。
レイテンシ (latency) とは、デバイスに対してデータ転送などを要求してから、その結果が返送されるまでの遅延時間のこと。

(wikiより引用)

なお、Dr.Latencyなる人物は実在しないようです。
レイテンシはデジタル環境で作曲をする時に大きな問題になるらしく、神主的には不倶戴天の敵なのではないでしょうか。それを名前として付けるという事は…?(神主の事だし、深くは考えてないのかも)
freakは奇人、酔狂なと云った意味。reportは報告書。
以上三つをまとめれば、Dr.レイテンシの酔狂な報告書という意味になります。

なるほど、全く意味が分からない。
伊弉諾でメリーさんは境界を見る能力が高まり、日本の原風景を見るに至ったはずですが、それは偽りであったという事でしょうか。
あるいは東方香霖堂のように、観測した結果に対して誤った解釈をするという事でしょうか。
後者のような気がします。いくらメリーさんの力で日本の歴史を正確に観測したとしても、その観測結果を正しく解釈しなければ、それは誤りになりますから。


ジャケットを見ると非常に色鮮やかで明るい印象を受けるのですが、前作の伊弉諾物質のbad end秘封感とタイトルの不穏さが不安を掻き立てます。
ドキドキするわ、恋かしら。

発売までまだ1ヶ月ほど有るわけですが、今から期待せずには居られません。




ところで博物誌というと、railsoftというブランドから出ている紅殻町博物誌というエロゲーが有ります。
エロゲーですから文学作品という訳では無いのですが、その辺の小説よりもずっと濃厚で味わい深いテキストの楽しめる傑作です。物語が好きな方には強くオススメしたい。

 | ~home~ | 

プロフィール

clown

Author:clown
動物も居なければ、トランポリンもブランコも無い、道化師1人の演目を御覧あれ。


最新記事


最新コメント


月別アーカイブ


カテゴリ

未分類 (1)
ゲーム (9)
同人 (7)
音楽 (3)
雑記 (12)
書籍 (0)

検索フォーム


RSSリンクの表示


リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる